プレス・リリース報道関係者提供資料
報道関係者提供資料(平成28年4月15日)特定非営利活動法人ふぉーらいふ
フリースクールForLife 担当:矢野・中林
電話|078-0706-6186
Mail|forlife@hi-net.zaq.ne.jp
地域による不登校の子ども支援並びに教育モデルの構築
1.概要
文部科学省から委託を受け、フリースクールに通う子どもたちの社会的自立支援を目的とした研究事業を実施し、地域による不登校の子ども支援並びに教育モデルを構築し、教育機関に向けてご提案しました。
2.目的
当法人では、1997年設立当初から不登校支援・発達障がい支援を一体的に行う「インクルーシブ教育」に取り組んで参りました。
その実践をもとに、平成27年度事業「文部科学省のいじめ対策推進事業」へ提案したところ、全国で先駆的取り組みであるとして、兵庫県内の民間団体としては唯一、当法人が採択されました。そして、『不登校の生徒への体験学習による学校復帰及び社会的自立支援事業』として取り組みを行い、結果等をもとに不登校の子どもたちへの教育支援モデルを構築し、より多くの子どもたちへの支援に役立ててもらうため、報告書という形で学校並びに関係諸機関へ送付させていただきました。
3.内容
本事業では、学校外での学びを選択している不登校状態の子どもたちに対して、地域資源を活かした体験活動を提供しました。そして各活動の後に、参加した子どもたちにナラティブ(自分語りの)アンケートを実施するとともに、活動にご協力いただいた地域住民の方々に、参加した子どもたちの変化や彼らが社会的な自立等を目指すに当たり、どういった力が必要かといった内容のアンケートを行いました。
そして、これらの結果をもとに、専門家で構成される運営協議会の運営委員(下記)が分析を行い、不登校状態になっている子どもたちが、社会的に自立するためにはどのような体験活動が効果的であるかを検証し、結果をもとに有効な教育支援モデルを構築しました。
本事業のプログラムや、分析の過程及び結果は、報告書としてまとめ、兵庫県下の学校や教育委員会等(80か所)に送付させていただきました。
■本事業の推進体制
■本事業の運営委員(順不同)
羽下 大信 氏 (元京都橘大学大学院教授)
渡辺 進 氏 (元国立大学法人兵庫教育大学教育支援課不登校支援上級相談員)
松木 かおり 氏(社会福祉法人神戸市垂水区社会福祉協議会 事業課長)
津谷 治英 氏 (神戸新聞社)
中林 和子 (当法人 理事長)
矢野 良晃 (当法人 副理事長)
原田 明季 (当法人 本事業コーディネーター)
■本事業にご協力いただいた団体並びに個人(順不同)
垂水区社会福祉協議会
垂水区ボランティアセンター
垂水区商店街振興組合
千代ヶ丘ふれあいのまちづくり協議会
仲田町町内会設立を考える会
福永 祥子 氏(ギャラリー喫茶あいうゑむオーナー)
渡邊 和俊 氏(三田市里山工房主宰)
中林 泰男 氏
大西 悦子 氏
4.教育モデルの冊子(報告書)の入手方法
尚、本事業の詳細や分析結果をまとめた報告書は、文部科学省の依頼により『郵送もしくはWEBを介して広く周知し、不登校支援の現場で活用する事と』なっております。
そこで下記リンクから閲覧またはダウンロードできるように、データを公開致しました。また冊子を必要とされる団体様には、数に限りがありますが、郵送することも可能です。お気軽にお問い合わせください。
教育機関または関係者の皆様には、不登校の子どもたちの支援に際して、一つの参考資料としてご利用いただければ幸いです。
▲報告書のイメージ
5.ダウンロードリンク
平成27年度文部科学省委託事業報告書(PDF)
URL http://www.fsforlife.sakura.ne.jp/pdf/160331_moe.pdf